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一年間の主な作業行程についてをご紹介します。
(用語の詳しい解説については、「商品のご紹介」の用語解説をご覧ください。)


冬~春


◆温湯消毒  (おんとうしょうどく)

  2月頃



種籾(たねもみ)の消毒方法のひとつで、薬品を使いません。60℃にのお湯に10分浸した後、冷水で急速に冷まします。
馬鹿苗病や萎縮病など、細菌由来の病気の予防・防止のために行います。



◆播種  (はしゅ)

   3月下旬~4月上旬



温湯消毒後にひと月ほど置いて、発芽し始めた種を蒔きます。
水稲(すいとう)栽培では、30cm×60cmの苗箱に土を敷いて蒔きます。



◆育苗  (いくびょう)

   播種~田植えまでの約30~45日間



播種した種籾を、発芽~植え付けまで管理します。
一般には、ビニールハウスでします。現在では、下にビニールを敷いてプールのように水を張って管理する方法もあります。



◆肥料の散布(元肥)

   田植え前30日の頃



農産物(米)を生産するにあたり、成長促進させるために栄養資材である肥料を与えます。
なお、田植え~収穫の間に生育ぐあいにより「追肥(穂肥・実肥)」をします。
「穂肥」・・・出穂(しゅっすい)=穂が出る20~25日目に散布する
「実肥」・・・出穂の後10~15日に散布する



◆代かき

   荒代かき・・・田植えの7~10日前頃
   本代かき・・・田植えの3日前頃



田植えの前段階の作業として、田んぼを平らに均します。
こうすることで、水・肥料・除草剤などがすみずみまで行き渡ります。



◆田植え

   4月中旬~5月中旬頃



育苗した苗を田んぼに植えます。



初夏~秋


◆草刈り

   草の繁殖状態により随時



田んぼの周りの畦(あぜ)の雑草を刈っていきます。
一般的な慣行栽培では除草剤を3回ほど使う場合もありますが、緑耕舎の減減栽培では1回のみです。無無栽培(JAS有機含む)では 使いません(紙マルチ使用)。
田んぼの中にもさまざまな雑草が生えてくるので、稲に栄養がいくように注意します。
強い農薬を使ってしまえば雑草の繁殖は簡単に抑えられますが、どじょうやカエルや全ての生き物、稲、米を食べる私たち人間にも 怖い影響があるため、極力使わないことが理想です。



◆稲刈り

   8月下旬~9月下旬頃  (出穂後30~40日が目安)



いよいよ稲の収穫です。天気と、稲穂の稔りぐあいを見ながら、よい状態で収穫できるようにします。
大雨や台風が来ると稲が倒れてしまったり、穂が水に浸って悪くなったりしてしまうので、天気との調整は真剣勝負です。
稲刈り後、乾燥、籾すり、袋詰めと作業が続きます。



晩秋~冬


◆稲わらのすきこみ

   田んぼが乾いたら早い時期に



稲刈りの際、コンバイン(稲刈り機)でカットされた“わら”を、肥料とするために土中にすきこみ(混ぜこみ)します。
来春に向けて、よりはやく分解させ土中細菌を活発にさせるため、稲刈り後にできるだけ早く行います。



◆堆肥の散布

   すきこみと同じく早い時期に



来年、また稲をつくるため、土に栄養を与えます。
一般的な慣行栽培では化学肥料を撒く場合もありますが、緑耕舎では化学肥料ではなく、有機物(米ぬか・動物の糞尿・植物系の発酵した残渣 (ざんさ))などを田んぼに撒きます。




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