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2014年の緑耕舎だよりです。


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  ウサギに食べられた!   2014年8月20日



緑耕舎のYさんの黒豆畑におじゃましました。
・・・今年も被害に遭っていました、畑の近所に住んでいるらしい野ウサギの!
左の写真の手前側の株、食べられているのが分かりますか?
かじられて、茎がブツブツと切れています。
野ウサギは親子連れだからか(?)、大きく生長した葉っぱはあまり好みません。
芽が出たての柔らかいところを選んでいるようで、あちこちの株が写真のようにブツブツになっていました。

豆だけじゃありません、Yさんは、畑の周囲にぐるっとヒマワリを植えたのですが、それもみ~んな食べられてしまったとか。
そのためにヒマワリは諦めて、コスモスを植え直したとのこと。
昨年同様、今年も野ウサギとイタチごっこをするはめになってしまいました。
10月においしい枝豆、そして12月にツヤツヤの黒豆を収穫するためにも、ウサギさん、もうかじらないでね!






  コシヒカリの稲穂   2014年7月28日



7月も終わりに近づき、ミンミンゼミのにぎやかな声が響くようになりました。
ちば緑耕舎の交流田んぼを見てみると、穂が出て、稲の花が咲いています。
小さくて、よくある普通の花びらとは違うので、知らない人はこれが花だとは思わないかもしれませんね。
写真を撮っていると、目の前の稲の葉陰に、そっくり同じ緑色をしたカマキリがいました。 カマ(前足)をピンと伸ばして隠れるようにしていました。
私を敵だと思ったのでしょうか(^_^;)

照りつける強い日差しの中、これからひと月足らずの間に穂は黄金色になり、収穫の時を迎えます。






  草取りとかかしコンテスト   2014年6月21日



パルシステム千葉さんの6月の田植え体験は、田んぼの草取り&かかし作りです。
先月、手植えした田んぼは、ずいぶん大きく緑も濃くなってきました。
その後除草剤など使っていないので、たっぷりと雑草が茂っています。
まさに体験イベント向き(?)になっています。抜きがいがありそうですよ(^_^.)
この田で特に目立つのはコナギ。密生して陰をつくり、養分を奪ってしまいます。
写真のように、他にもいろいろな種類の雑草が。
「根っこから引き抜くこと」「片手いっぱいになったら、丸めて泥の中に足で押し込む」などと説明があった後、 みんな靴をぬいで、田んぼに入りました。
水を張った田んぼの、トロトロの泥に足をとられながら、中腰で(辛いですよね)雑草取りです。
いつもそこにいるんだけど、普段は目にしない小さな生き物たちとたくさん会いました。 みんな、田んぼで生きて、そして人間にも恩恵をくれています。
田んぼから上がったら泥を流し、お昼です。
もう夏なので、スイカが出回ってきています。そこで、デザートは氷で冷やしたスイカでした。
午後からは生き物観察と、かかし作りをしました。
田んぼの泥をちょっと取って、トレーに広げて見てみると、良い土を作ってくれるイトミミズやユスリカの幼虫が、 いっぱい見つかりました。
こんな、アリよりももっと小さな世界にも命があるって、初めて見た子供さんたちも多いのではないでしょうか。
かかしは、それぞれの家族ごとに個性豊かなものが出来上がりました。
コンテストでの一番人気は、いま子どもたちに人気のキャラ(○マさん)でした。
前回、みんな家に持ち帰ったバケツ稲も順調に育っている様子。
来月には花や出穂が見られます。楽しみですね!






  表彰いただきました   2014年6月12日




この度、ちば緑耕舎が「平成25年度千葉県米消費拡大推進功績者」に選出されました。ありがとうございます!
これもいつも支援して下さる皆様のおかげです!
これからもメンバー全員で頑張ってまいります。
この日執り行われた式に出席し、表彰いただきました。
表彰状と、おにぎりを持ったかわいいチーバくんのぬいぐるみも一緒です(^_^)






  裸足で田んぼに入って   2014年5月10日

気持ちの良い青空の下、パルシステム千葉さんの田植え体験が行われました!
田植え、お昼ごはん、生き物調査、昔の道具、バケツ稲などなど・・・
今回は、写真でその様子をたっぷりご紹介します!!








  田植え直前   2014年4月17日



桜が散ったら、代わりに緑の若芽がとても目につくようになりました。
街路樹のケヤキや土手や田のあぜ道が、いつの間に!?という勢いで緑になっています。
米農家さんの育苗ハウスの中も、緑のじゅうたんに。
半月ほど前に蒔いた種から芽が出て、ぐんぐん伸びています。
あと10日~2週間ほどしたら、今の1.5倍くらいまで伸びて、そうしたらいよいよ田植えです。 (千葉県の南側、房総のほうでは、もう田植えが始まっているようでした。)
「日の出とともに田に出て、日の暮れるまで、目いっぱい!」という、農家さんの一番大変なときがやってきます。






  今年も桜の便りが   2014年4月3日



3月末日、ここ千葉県の北西部でも、桜が花が咲き始めました。
下旬になってようやく気温も春らしくなってきて、そうなるとまず花を開くのは、やっぱり地面のすぐ上の雑草たち。
咲く前の桜の根元が、ひと足先にホトケノザの紫の花畑になっていました。
見てみると、イヌフグリなどの水色のかたまり、ハコベの白い群れなど、そこここに広がっています。
でも一番目につくのは、車で走っているときに見る、利根川沿いの土手に咲く、菜の花でしょうか。 背が高い草だし、緑の中に黄色というのは本当に目立ちますね。
4月に入ると、事務所前の桜も一気に花開きました。
月初めの週は曇り・雨・そして強風と冴えない天気ですが、風に飛ばされて花吹雪が起きつつも、もうしばらく 頑張っていてもらいたいです。

今年の米作りも本格的に始まり、今は播種(種まき)を済ませ、育苗のためにビニルハウスに並べているところです。
これから温度と水の管理をしつつ、発芽・生長させていきます。
圃場は、あぜをしっかり固めたり、耕起して土を柔らかくしています。 おもしろい形のあぜ塗り機械を付けたトラクターを、あちこちで見かけます。
もう少ししたらだんだん水を入れていって、田植えできるくらい柔らかくなるよう、もっと耕します。
いよいよ田植えが近づいてきています。






  種もみをお風呂に!?   2014年3月4日



昨日はひなまつり。
桃の節句というけれど、目につくのはそこここで咲き乱れている梅の花。華やかさは控えめだけど、 すごくきれいですね。
3月になると、カレンダーの写真も一気に明るくなります。
けれどまだまだ上旬の頃は寒くて、あんまり「春だ!」という感じがしません。

米農家の皆さんは、種もみの消毒をするときです。
薬を使う方法もあるけれど、ちば緑耕舎ではお湯に浸けて消毒しています。
タイトルにお風呂と書きましたが、実はお風呂にしては熱すぎるんです。
普通、お風呂は42℃くらいですよね。種もみのお風呂は60℃。
ちょっと人間は入れないです。
湯船ならぬ温湯(おんとう)消毒機の中にたっぷり水を張り、60℃に沸かして、 網袋に入れた種もみを浸して10分放置。
そのあと冷たい水に入れて冷やします。
種もみはあったかくなると、春が来たと思って芽を出します。
でも、いざ発芽させるまでの間は、冷たい水(温度が上がらないようにマメに取りかえる)に 浸して管理します。
これからだんだん気温が上がってくるから、これが結構手間がかかるようです。
でも、できるだけ薬には頼りたくないですものね。
薬に頼らないことの反対は、手をかけることしかないです。

同時に、圃場(田んぼ)もドンドン準備をしなければなりません。
もう一度耕したり、肥料を撒いたり、あぜ道もきれいにしていかなくては・・・ この時期、だんだん気忙しくなってきます。
そうそう、今年はもうひとつ大変なことが。
2月の記録的な大雪で、育苗に使うビニールハウスが壊れてしまった人がたくさんいます。 それを直す作業もあるんです。
手間と、お金もかかりますp(TへT)q






  みそ作りと雪   2014年2月5日



ちば緑耕舎のYさんが作った黒大豆で、今年もみそ作りを行いました。
ひと晩水に浸けてふやかした黒豆を茹でて麹と混ぜ、ミンチにして塩とともに樽に詰めます。 重石も塩です。
今年は昨年よりも少し多め、ちょっと大きな樽を使いました。
日差しがなくて風の冷たい寒い日だったけれど、大きな寸胴で黒豆を茹でていると、 湯気がもうもうと上がって・・・やっぱり火のそばは暖かい!みんな自然と集まっていました。
それにおやつもありました。さつまいもで石焼いもを作ったんです。
熱い石の上のいもの焼き具合をみるのに竹串で刺した穴から、糖分がじゅるじゅると出てきて、 それが焦げてまたいい匂いが漂いました。おいしかった~。
仕込みのできたみそ樽はこれから、家の台所の床下にしばらく寝かせることになります。

そんなみそ作りをした数日後、雪が降りました。
降ったのは半日だけで景色全体が薄く白く覆われた程度でしたが、やっぱり寒かったです。
次の日、田んぼ脇の用水路にかかっている木の橋に、動物の大きな足跡がついていました。 水かきがあるから、鳥さんですね。何の鳥だろう?






  真冬のカラカラの中に   2014年1月15日



年が明け、筑波おろしの冷たい風が吹く栄町の田んぼ一帯。
近くの印旛沼では、北から渡ってきた白鳥を見に来る人が絶えません。
(白鳥さんたちは夜に印旛沼をねぐらにしていて、昼間は周辺の田んぼなどに食べに来ているので、 昼に印旛沼に行っても、あまりいないんですけどね。)
事務所の下の交流田を耕すというので、カメラを持って田んぼに下りてみました。
上から見渡すと枯れ色一色だけれど、田んぼの中でかがんでみると、意外にも緑が多いじゃありませんか!
中でも、小さな黄色い花が、たくさんたくさん咲いていました。朝なのでまだ、つぼみ状態。
霜柱の中に生えている小さな緑の草は霜に覆われて、太陽の光にキラキラしていました。
写真を撮り終えたところに、Yさんがトラクターで田んぼに入ってきました。
・・・あっという間に土の中にすき込まれてしまった花たち。なんだか、ごめんね。




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